「決算書や確定申告書無しでも、利用できるファクタリング会社はどこ?」
「必要書類が少ないファクタリング会社を知りたい。」
そのような悩みを解決するために、必要書類が4つ以下のおすすめのファクタリング会社7選を紹介します!
ファクタリング会社 | 初回取引の必要書類の数 |
審査難易度 |
おすすめの利用対象 |
---|---|---|---|
ququmo | 3 | 易 | 個人、法人 |
ベストファクター | 3 | 易 | 個人、法人 |
ペイトナーファクタリング | 2 | 易 | 個人 |
ビートレーディング | 3 | 普通 | 法人 |
AGビジネスサポート | 4 | 普通 | 個人、法人 |
ラボル | 4 | 普通 | 個人 |
ファクタリングzero | 3 | 難 | 法人 |
提出書類が少ないファクタリング会社は比較的審査に通りやすい傾向があります。
本記事ではそれぞれのサービスや、ファクタリングにおける必要書類について詳しく解説します。
- 必要書類が少ないファクタリング会社を探している方は、個人なら「ququmo」法人なら「ベストファクター」がおすすめ
- 請求書のみではファクタリングは利用不可
- 初回取引は必要書類を多く求められるケースがある
必要書類が少ないファクタリング会社7選
必要書類が4つ以下のファクタリング会社は以下の7社です。
- QuQumo
- ベストファクター
- ペイトナーファクタリング
- ビートレーディング
- AGビジネスサポート
- ラボル
- ファクタリングzero
それぞれのサービスの特徴について詳しく解説致します。
ququmo
運営会社 | 株式会社アクティブサポート |
---|---|
必要書類の数 | 請求書、通帳のコピー |
利用対象 | 個人、法人 |
即日対応 | 可 |
手数料 | 1%~14.8% |
買取可能額 | なし |
審査通過率 | 98% |
ファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
取引方法 | オンライン |
赤字決算 | 可 |
償還請求権の有無 | 無し |
債権譲渡登記 | 不要 |
ququmoの特徴は、以下3つです。
- 必要な書類の数が2つだけ
- オンライン完結なので手続きが簡単
ququmoでは必要な書類は通帳と請求書の2つだけのため、書類を用意するのに手間も時間もかかりません。
オンライン完結のファクタリングサービスなので、申し込みから審査まで非常にシンプルな流れであり、入金もスピーディに対応してくれます。
- 専用サイトでメールアドレスとパスワードを登録
- 必要事項を記入
- 必要書類をアップロード
- 審査
- 送金
突然資金を要しなくてはならなくなったり、売掛金をできるだけ早く現金化したいという方にとってはとても助かるサービスでしょう。
ququmoでは必要書類が少なく面談が不要なため、フリーランスや中小企業にとっても使いやすいサービスです。
ベストファクター
運営会社 | 株式会社アレシア |
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必要書類 | 本人確認書類、入出金の通帳(WEB通帳含む)、請求書・見積書・基本契約書 |
利用対象 | 個人、法人 |
即日対応 | 可 |
手数料 | 2%~ |
買取可能額 | 20万円~ |
審査通過率 | 92.25% |
ファクタリングの種類 | 2社間・3社間ファクタリング・診療報酬ファクタリング |
取引方法 | オンライン、対面 |
赤字決算 | 可 |
償還請求権の有無 | 無し |
債権譲渡登記 | 原則不要 |
ベストファクターの特徴は、以下3つです。
- 手数料が安く設定されている
- 審査通過率が高い
- ほぼすべての債権の買い取りができる
ベストファクターでは、ファクタリングでかかる手数料は2%〜と公式サイトに記載されており、他の会社と比較し安い手数料で使えるメリットがあります。
しかし、2%の安い手数料で利用できるのは3社間でのファクタリング限定です。
2社間のファクタリングの場合は、約5%〜20%といった手数料が発生すると覚えておきましょう。
優良と判断されるような売掛債権の場合は約5%の手数料で使える場合もあります。
ベストファクターにおける審査は基準が緩めです。
また、ほぼすべての種類における売掛債権を買取してもらえます。
商取引で発生する売掛債権は当然のこと、介護補修、調剤報酬、診療報酬といった建設業者や医療福祉系債権が持っている長期間の売掛債権に対しても買い取ってもらえます。
ペイトナーファクタリング
運営会社 | ペイトナー株式会社 |
---|---|
必要書類の数 | 請求書、身分証明書(免許証、パスポート、保険証、マインナンバーカード)、通帳 |
利用対象 | 個人 |
即日対応 | ◎ |
手数料 | 一律10% |
買取可能額 | 1万~100万円(※初回は25万円まで) |
審査通過率 | 非公表 |
ファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
取引方法 | web完結 |
赤字決算 | 可 |
償還請求権の有無 | 無し |
債権譲渡登記 | 不要 |
ペイトナーファクタリングの特徴は、以下3つです。
- 必要書類は3点
- 必要書類を専用のページにアップロードすれば審査完了
- 一律10%と手数料が分かりやすい
- 資金調達が最短10分で可能
- 25万円以下の少額債権で最も審査に通りやすい
ペイトナーファクタリングは必要書類が少なく、web上に書類をアップロードするだけで最短10分で資金調達が可能です。
すべてオンラインで手続きが済むため、書類を送るのにかかる費用や、面談で訪問するために発生する交通費などが必要ありません。
AIを活用した審査が取り入れられているので、電話や面談といった面倒臭いやりとりが不要です。
また最低1万円の少額の請求書から利用できるサービスの中で最も審査に通りやすいと評判です。
ビートレーディング
運営会社 | 株式会社ビートレーディング |
---|---|
利用対象 | 個人、法人 |
必要書類の数 | 請求書・注文書、3ヶ月分の入出金が分かる通帳、身分証明書 |
即日対応 | 可 |
手数料 | 2%~12% |
買取可能額 | 無制限 |
審査通過率 | 非公表 |
ファクタリングの種類 | 2社間・3社間・診療報酬・介護報酬・Beトレイペイメント |
取引方法 | オンライン、対面 |
赤字決算 | 可 |
償還請求権の有無 | 無 |
債権譲渡登記 | 不要 |
ビートレーディングの特徴は、以下3つです。
- 即日入金の可能性が高い
- 手数料が業界トップクラスの安さ
- 法人・個人事業主など広く対応
ビートレーディングは審査時間が短く最短30分で完了し、申し込みから入金までのスピードは最短2時間となります。
ここまでスピーディな取引が可能な理由は、社内体制を確立しており審査・契約まで最速で行えるためです。
全国5か所に事務所があり、スタッフ数は40人を超えています。
必要書類も通帳と契約書または発注書などの2つだけというのも、速いスピードを実現させている要因です。
ビートレーディングでは、小口だけでなく大口債権における買取も対応可能であり、法人から個人事業主まで幅広く使うことができます。
取引での買取限度額に制限がないのも特徴の1つです。
AGビジネスサポート
運営会社 | AGビジネスサポート株式会社 |
---|---|
必要書類 | 顔写真付きの本人確認書類(免許証、マイナンバーカード等)、買取希望の請求書、入金済みの請求書、入金が確認できる通帳 |
即日対応 | 可 |
手数料 | 2%〜 |
買取可能額 | 10万円 |
審査通過率 | ー |
ファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング、3社間ファクタリング |
取引方法 | オンライン |
赤字決算 | 可 |
償還請求権の有無 | 無 |
債権譲渡登記 | 原則不要 |
AGビジネスサポートの特徴は以下の3つです。
- コールセンターの体制が充実しているため申し込みの方法を教えてくれる
- 大手カードローンの「アイフル」傘下の会社が運営しているため安心
- 手数料2%〜からとお得
AGビジネサポートはビジネスローンや不動産担保ローンなどビジネスに関する資金繰りのサービスを提供している大手金融サービスです。
AGビジネスサポートのファクタリングでは必要書類が、写真付きの身分証明書・未入金の請求書・入金済みの請求書・通帳の4点となります。
継続取引がある売掛先の請求書のみ利用可能です。
サービスの特徴としてはコールセンターの体制が充実しており、専任のカスタマーサポートから取引について細かいサポートを受けることができます。
また最小取引額10万円から個人事業主でも利用可能で、最低手数料は2.0%からと格安となっています。
初めてのファクタリング利用が不安な方は、大手のAGビジネスサポートの利用が最適でしょう。
ラボル
運営会社 | 株式会社ラボル |
必要書類の数 | 請求書、通帳のコピー、LINEやchatworkなどの取引先との連絡履歴、契約書 |
即日対応 | 可 |
手数料 | 10% |
買取可能額 | 初回10~20万円 |
審査通過率 | 非公開 |
ファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
取引方法 | オンライン、対面 |
赤字決算 | 可 |
償還請求権の有無 | 無 |
債権譲渡登記 | 不要 |
ラボルの特徴は、以下3つです。
- 審査から入金までのスピードが早い
- オンライン完結で手続きできる
- 手数料が一律で資金計画を立てやすい
ラボルでは、審査を受けてから入金してもらえるまでが非常に早く、業界の中でも速く最短60分の入金が受けられます。
一般的な会社の場合、土日や祝日は休んでいることも多いですが、ラボルは土日や祝日の場合でも審査が実施され、いつでも入金に対応してくれます。
無料で査定してもらい入金までをオンライン上で手続きが完了できるため、来店する手間も時間もかからず、オフィスでスマホから簡単に資金を調達可能です。
郵送や電話がくることも一切ありませんので、利用していることを会社や家族にバレる心配もありません。
手数料も10%に設定されており、月額費用や初期費用も不要です。
ファクタリングZERO
運営会社 | 株式会社スリートラスト |
必要書類 | 請求書、通帳のコピー、身分証明書 |
即日対応 | 可 |
手数料 | 1.5%~10% |
買取可能額 | 20万円〜5,000万円 |
審査通過率 | 96% |
ファクタリングの種類 | 2社間・3社間・医療報酬ファクタリング |
取引方法 | (オンライン、対面) |
赤字決算 | 可 |
償還請求権の有無 | 無 |
債権譲渡登記 | 不要 |
ファクタリングZEROの特徴は、以下3つです。
- オンラインで契約できる
- 土曜日も営業
- 審査が最短30分で完了する
ァクタリングZEROでは、土曜日でも利用可能なため、平日に時間が取れない方におすすめです。
突然の出費が発生しすぐにでもファクタリングを利用したい人からすれば、土曜日でも営業し利用できるのは大きなメリットでしょう。
さらに、審査は最短30分で完了し、申し込みを行ってから審査が完了するまでに係る時間が非常に時間が短く、最短即日で現金化できます。
そのため、審査を受け融資してもらうまでに時間が必要な銀行融資と比べ、短い期間で資金を調達できる特徴があります。
ファクタリングは請求書のみでは利用できない
ファクタリングでは、請求書のみで契約することはできません。
請求書だけではファクタリング会社が必要とする「企業の全体的な財務状況」を把握できないからです。
ファクタリング会社は、リスク評価を行う際に企業の財務健全性や信用度を詳細に分析する必要があります。
請求書は取引の存在を証明するだけでなく、その取引の質や信用度を証明する重要書類ではあるものの、請求書単体では、企業の全体的な財政状態や、取引の背景にある他の重要な要素を把握することはできません。
しかし、身分証明書、決算書、確定申告書、通帳などの他の書類であれば、企業の信用度をより広範囲にわたって評価するのに役立ちます。
書類を通じて、ファクタリング会社は企業の財務安定性、取引履歴、支払い能力、さらには経営者の信用度まで評価されます。
また個人事業主・フリーランスの場合でも、請求書のみで利用できるファクタリング会社は存在しないのでご注意ください。
ファクタリングの必要書類
ファクタリングにおいて書類は、企業の財務健全性、信用度、法的地位を詳細に把握する上で非常に重要です。
以下がファクタリング会社を利用する時に提出を求められる必要書類です。
- 成因資料
- 財務関連書類
- 法的・個人認証関連書類
成因資料、財務関連書類、法的・個人認証関連書類、それぞれの役割と必要性に焦点を当てて詳細に解説します。
また審査後にプラスで提出を求められる追加書類についても解説します。
成因資料:請求書、注文書、納品書
成因書類は請求書、注文書、納品書のことを指します。
これらは、実際の取引の証明書として機能します。
請求書は取引金額、支払条件、支払期限を示し、注文書は取引内容、納品書は商品やサービスの提供を証明してくれます。
これらの書類は、ファクタリングの基盤となる取引の正当性と実在性を確認するために不可欠です。
取引先との基本契約書
基本契約書とは、売掛先との契約書があります。
取引の条件、権利義務、期間などを記載した書類であり、売掛先との間に合意された取引の詳細が法的に確立され、ファクタリング会社に対して取引の安全性と合法性が保証されます。
財務関連書類
財務関連書類とは以下の2つのことを指します。
- 3ヶ月分の通帳のコピー
- 決算資料・確定申告書
3ヶ月分の通帳のコピー(表紙付き)
企業の過去3カ月間の入金履歴を確認できる通帳です。
入金履歴は、企業の現金流動性や財務状況を示す重要な指標であり、資金繰りの安定性を評価するために使われます。
決算資料・確定申告書
法人は直近の決算書を、個人事業主やフリーランスは確定申告書を提出します。
これらの書類には、企業や事業主の年間の財務状況を示すもので、利益、損失、資産、負債などの詳細が記載されています。
法的個人認証関連書類
法的・個人認証関連書類とは以下の3つを指します。
- 身分証明書
- 商業登記簿謄本
- 印鑑証明書
身分証明書(保険証、運転免許、マイナンバーカード、パスポート)
身分証明書は、ファクタリング会社に対して、契約を締結する個人が法的に認められた身分を有していることを証明できる書類です。
代表者の法的身分(氏名、性別、生年月日、住所などの基本的な個人情報)と個人的信用度(経済力や社会的信用力など)を証明するために使われます。
身分証明書として利用できるのは保険証、運転免許、マイナンバーカード 、パスポートになります。
商業登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
株式会社などの法人の登記事項を記載した書類です。
登記事項とは、商号、本店所在地、代表者氏名、会社の目的、発行可能株式総数、発行済株式の総数など、法人の基本情報や組織構造、事業内容などを指しています。
法務局の窓口で取得することができ、法人の信用性や実態を把握するために利用されます。
印鑑証明書
登録された印鑑が本物であることを証明する書類です。
法人または個人が、契約書類などの重要な書面に押印した印鑑が、登録された印鑑と同一であることを確認するために利用されます。
追加書類
追加書類で提出を求められやすいのは、納税証明書です。
納税証明書とは税金の納付状況を証明する書類です。
税金の未納の有無を確認するために利用され、企業または個人の財政的信用度を評価するために使われます。
これらの書類は、ファクタリング会社が売掛債権の買取に伴う貸倒リスクを評価し、低減するために必要です。
それぞれの書類は、企業の財務健全性、信用度、法的地位などを詳細に把握するために重要な役割を果たします。
初回取引では多めに必要書類を求められるが一般的
ファクタリング会社によっては身分証明書・通帳・請求書のみで利用できるケースもあります。
ただし初回取引では利用者の信用力を正確に査定するために、多めに書類の提出を求められる可能性があります。
ただし2回目以降であれば必要書類が請求書のみとなることも多いです。
そのためファクタリング会社との初回取引では、申し込み時点で追加の提出が考えられる書類は用意しとくと資金調達までの時間を早められます。
よくある質問
個人事業主がファクタリング利用で通帳なしで審査を受けられるサービスはある?
個人事業主のファクタリング利用で、通帳なしで審査を受けられるサービスは存在しません。
2023年まではペイトナーファクタリングであれば請求書と身分証明書があれば審査を受けれましたが、2024年現在は請求書・身分証明書・通帳が最低限必要となります。
事業用の通帳がない方でも取引先からの振込が確認できる通帳さえあれば、ファクタリングは利用可能なので使用の通帳でも利用可能です。
請求書がない場合はファクタリングを利用できる?
原則請求書が無い場合はファクタリングを利用はできません。
ただし審査に柔軟なファクタリング会社の場合は、審査に対応しているケースも存在します。
そのようなケースでは、債権の存在が証明できる成因資料を用意できる必要があります。
請求書の偽造はバレるの?
架空請求や水増し請求をした偽造の請求書は、ファクタリング会社にバレます。
ファクタリング会社に請求書の偽造がバレるケースは2つ存在します。
審査の段階で請求書の額と通帳の入出金履歴を確認した時に、整合性が取れない場合は偽造として審査に落とされます。
偽造の事実が発覚した場合、詐欺罪に当たるので逮捕される可能性があります。
まとめ
この記事では、ファクタリングを利用する際に必要書類が少ない会社について紹介してきました。
利用者からすれば、提出書類が少ないほうが楽であり、書類が短いことで最短即日で融資が受けられるなど急いでいる時にも安心です。
ここまで解説してきたように、必要書類が少ないファクタリング会社の中でも、さまざまな会社があり、それぞれ異なる特徴が存在します。
そのため、利用する際は、それぞれのサービスの特徴について十分理解した上で検討するようにしましょう。