【ファクタリング】こんな業者はキケン!安心して利用できる業者を見極めるコツ
【記事更新 】
2022/01/31
ファクタリングは近年登場した新しい形の資金調達方法です。
特にCICやJICCなど経営者個人の信用情報を重視しないタイプの資金調達方法であることから、利用者が年々増加傾向にあると容易に想像できます。
しかしその一方で、ファクタリング業者を名乗る業者の中には悪質な業者も存在しています。今回はそんな業者の見分け方について解説していきます。
危険なファクタリング業者の特徴まとめ
正規のファクタリング業者は一般的に、各種法令・法規を守って営業しています。
しかしその正規のルールに基づいた契約であっても、中には利用者側にとって一方的に不利となりうる条項を定めているというケースもあります。
その他ファクタリング会社自体はクリーンな業者であっても、営業を行っている担当者や場合によっては経営陣が、過去に問題を起こしているというケースも往々にしてあります。
もちろん「過去は過去」という考え方もできます。
しかしとても重要な資金調達を行うパートナーを選ぶ上で以下のような特徴のある業者は、契約すべきではない、または契約を再考すべきであると言って差し支えありません。
具体的な以下のような特徴があります。
●高額な手数料をとる
●審査を行わない
●説明不足が多い
●初回連絡後、何度電話をしても出ない
●契約書を交わさない(口約束)
ファクタリングの利用を検討している方は、ぜひ上記の特徴を念頭に置いて、しっかりとしたファクタリング会社を選択しましょう。
ここでは上記について一つずつ、解説していきます。
高額の手数料をとる
ファクタリングは売掛金が即時現金化できるというメリットがあります。
このため、資金繰りに困っている中小企業や個人事業主の方にとっては、非常に役立つサービスと言えるでしょう。
また、売掛先企業の債権をファクタリングに出す場合、手数料として10~30%程度の手数料を支払う必要があります。
この手数料に関しては一般的に2社間ファクタリングの場合、3割程度までであればファクタリング業者側もリスクを取って債権の買取を行うわけですから、状況によっては適正値と言っても良いでしょう。
しかし中には60%以上の高率で手数料を要求するような悪徳なファクタリング業者が存在します。
このようなケースは瞬間的に現金が手に入るものの、そもそも入ってくる予定の金額の半分しか現金化できないことになります。
よって会社の経営にとってプラスに働くかどうかといえば、必ずしもそうとは言えません。
あくまでも手数料の設定は随意契約によって行われるものであることから、違法な手数料というものはファクタリングにおいては存在しません。
しかし中小企業の経営者の立場や足元を見て、このような手数料を要求してくる業者も存在することは頭に入れておきましょう。
審査を行わない
ファクタリングは売掛債権を買い取って現金化する仕組みのため、一般的な金融機関が融資の際に行うような信用情報調査などは重視されません。
またファクタリング業者は貸金業登録業者ではない事から、CICやJICCの審査を行うことはほぼありません。(※一部、貸金業登録業者がファクタリング事業を提供している場合などを除く)
しかしだからといってファクタリング業者は「審査を行わない」ということにはなりません。
ファクタリングはあくまでも、売掛債権が確実に現金化できるかどうかをファクタリング会社側がチェックしなければなりません。なければファクタリング会社側が回収できず、費用倒れになってしまうからです。
つまり審査を行わないと宣伝している業者については悪質または強引な回収を行う、闇金のような業態で営業している業者という可能性も考慮しなければならないのです。
よってファクタリング業者で審査なしと謳っているところは注意すべき存在と言えるでしょう。
説明不足が多い
事前の説明不足が否めない業者も存在します。これは業者側が営業に対して不慣れであるというケースと、そもそも意図的に必要な説明を行っていないというケースの2パターンに分かれます。
しかしどちらのパターンでも基本的に危険であることは間違いありません。説明不足と片付けてしまえないような重要説明事項も、抜け漏れが発生することによりファクタリングを依頼した経営者の方が不利益を被る可能性があります。
極端な例では「審査に通った」ということだけを説明しておいて、実際の手数料については説明しないというケースも考えられます。
契約後、何度電話をしても出ない
一般的にファクタリング契約は信頼関係によって成立します。
よって契約者が何かわからないことなどがあれば、ファクタリング業者の担当者は即座にレスポンスを返すべきなのです。
しかし業者によっては契約後何度電話をしても出なかったり、メールの返信がないなど、顧客に不安を与えてしまうような営業スタイルをとっている業者もあります。
このような業者は信頼関係を構築することが非常に厳しくなってしまうため、あまり利用しない方が良いという考え方もあります。
契約書を交わさない(口約束)
これに至ってはもはや論外です。しかし現実にこのようなファクタリング契約を行っているファクタリング業者も存在するのが現状です。なぜ口約束ではいけないのか?
それは口約束は書面上の契約ではないため、「言った言わない」の問題が発生しやすいからです。
よってファクタリングを利用したい場合は、ファクタリング取引開始時に以下の項目を必ず確認または明記してもらいましょう。
ファクタリング取引開始前に「合意書」または「契約書」を作成すること
書類に「ファクタリング取引は口約束ではなく「合意書」に基づいて行います」ということを記載すること
書類は双方が控えとして保管しておくこと
ファクタリングを利用する際は、このようにファクタリング契約時に取り決めた内容をきちんと文書化しておき、かつその文書を双方の控えとして残しておくことで、後からトラブルになるのを防ぐことができます。
また、ファクタリングの契約を「口約束」で済ませてしまい、あとになって揉めるようなことがあるのは、よくあることです。
この「口約束で済むなら、紙の契約なんて要らないじゃん!」という考えも確かに一理あるのですが、ファクタリングにおいて最も重要なことは、ファクタリング業者との信頼関係です。
資金調達という重要な課題を任せるうえでファクタリング業者はビジネスにおける大切なパートナーであり、ビジネスの成功はファクタリング業者との関係性にかかってくると言っても過言ではありません。
よってファクタリング契約を締結する際には、契約書の作成、および作成後の書類の保管、さらに口頭で交わされるであろう会話の録音などを徹底することで、より安全でスムーズにファクタリング取引を行えるよう心掛けてください。
しかし、売掛債権の売買は、依頼する企業とファクタリング会社間での契約が結ばれており、本来の支払期日にファクタリング会社側へ売掛金が支払われることにより、取引が完結します。
このため、仮に売掛債権が少額であってもきちんとした契約を結ぶことが重要です。またそのような契約をきちんと行える信頼できるファクタリング業者へ依頼することが成功の鍵と言ってよいでしょう。
今回ご紹介したようなポイントを守らない業者については、取引を再考すべきです。当社は重要説明事項からペーパー化してきちんとご説明を行い、それでいて最短即日のスピード対応が可能となっております。