【経営者向け】ファクタリングの利用を考えるタイミングとは
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【記事更新 】
2022/07/12
近年注目を集めているファクタリング。ファクタリング会社の数も多く、利用者も増加しています。
しかし、ファクタリングは一体どのようなタイミングで利用することが多いのでしょうか。
ここでは、ファクタリングの利用を考えるタイミングや会社経営におけるファクタリングのメリット、そして実際にファクタリングを利用する際のコツを紹介していきます。
ファクタリングの利用を考えるタイミング
ファクタリングは売掛金を売却して資金を調達する方法で、広く利用されています。
銀行融資やビジネスローンとは異なる資金調達方法ですが、どのようなケース・タイミングでファクタリングの利用が適しているのでしょうか。利用シーンをいくつか紹介します。
一括払い等により運転資金が減少したとき
一括払い等により運転資金が減少したとき、まずは自己資金で事業を続けるか、融資を受けるかという選択があります。自己資金では資金不足により事業活動が停滞してしまう恐れがあるため、融資を受けることが多いでしょう。
しかし、融資は申し込みから融資実行まで時間がかかるため、早急に資金が必要な場合には向いていません。そのため、スピーディーに売掛債権を売却してお金を調達できるファクタリングは、一括払い等により運転資金が減少したときの利用に向いています。
補助金や助成金が出るまでのつなぎ
補助金や助成金は、事業活動に必要な資金を補うものです。しかし、それらを受け取るまでには一定の時間がかかります。
そのため、補助金や助成金を受け取るまでに発生する経費を賄うためのつなぎとしてファクタリングを利用することがあります。
事業拡大により資金が必要になったとき
事業拡大に伴い資金を必要とするケースもあります。事業拡大には、新しい設備や人員、広告などの費用がかかりますが、これらの資金をファクタリングで調達することができます。
また、事業拡大となると銀行融資などで多額の借入を検討されると思いますが、スピード感が求められるビジネスでは、少しでもはやく資金を用意してビジネスを行いたいもの。ファクタリングはスピーディーに資金調達できるため、スピードが求められるビジネスで重宝されます。
買掛金の支払いが厳しいとき
買掛金は仕入れた商品やサービスを購入したときに支払うべきお金です。
買掛金の支払いが遅れると信用を失うばかりか、商品の購入やサービスの受けられなくなる可能性があるため、支払いが厳しくなった場合でも、なるべく資金調達して支払いたいものです。
銀行融資では口座にお金が入るまで時間がかかりますが、ビジネスローンやファクタリングでは比較的スピーディーに資金調達ができます。もし、ローン審査に自信がない、負債を増やしたくない時にはファクタリングの利用が適しています。
支払い遅延が続いたとき
支払い遅延は倒産の兆候の一つとも言われるほど、気をつけなければならない大きな問題です。買掛金の支払いを始め、税金や社会保険料などの支払いも遅延すると、最悪の場合、財産調査や差し押さえされる可能性もあります。
そのため、支払い遅延が続いた場合は、すぐにファクタリングを始めとした資金調達で支払いサイクルを元に戻すとよいでしょう。
債務超過により赤字になったとき
赤字になった場合、銀行融資やビジネスローンの審査に通りづらくなります。そのため、一度赤字になると資金調達が難しくなりますが、ファクタリングは売掛債権の審査に比重を置くので赤字になってもファクタリングを利用できるケースが往々にしてあります。
また、ファクタリングは、債務を背負うことなく資金調達できるため、赤字企業にとっては大きな助けとなります。
製品・サービス開発費用がかかるとき
製品・サービス開発にはかなりの費用がかかります。そのため、製品・サービス開発にあたっては、開発スケジュールと資金計画をしっかりと考える必要があります。
しかし、開発スケジュールが伸びる、研究費が多くかかってしまうなど想定外の出来事で資金が必要になることも。
その際はファクタリングでスピーディーに資金調達し、開発に専念できる環境を整えたいものです。
会社経営におけるファクタリングのメリット
ファクタリングには銀行融資のような審査がない、申し込みから入金までスピーディーという特徴があります。では、会社経営においてはどのようなメリットがあるでしょうか。一つずつ解説していきます。
資金繰りの目処をつけやすい
銀行融資の場合、申し込みから融資実行まで数ヶ月かかります。つまり、支払いスケジュールを立てたり資金繰りの目処をつけられるまでの時間がかかります。
一方、ファクタリングは申し込みから買取実行まで最短で即日となります。このスピーディーさから、支払いスケジュールの目処を立てやすいというメリットがあります。
事業計画書が不要
銀行融資や創業融資などでは、事業計画書の提出が必要となります。これは、融資審査の際に銀行が企業の事業内容を精査するためです。
ただし、ファクタリングは売掛債権の売却なので審査に事業計画書はいらないというメリットがあります。売掛先の信用の方が重視される傾向にあるためです。
負債にならない
ファクタリングを利用して資金調達を行っても負債にはなりません。売掛債権の譲渡・売却だからです。
他方、融資やローンは借入となり負債が増え、返済していく必要があります。
ファクタリングを利用する際のコツ
それでは実際にファクタリングを利用する際、特に押さえておきたいポイントを紹介します。このポイントを落とすと審査に通りづらくなる可能性や、希望する日時に資金調達が間に合わないこともありますので、注意が必要です。
必要書類を全て揃える
ファクタリングを申し込むと「こちらの書類をご用意ください」と案内があります。それらは審査に必要な書類ですから、書類が揃っていないと審査に時間がかかったり、最悪の場合は審査落ちという可能性もあります。
用意することが難しい場合は、代替となる書類はないか問い合わせましょう。
書類の不備をなくす
書類の不備があると審査に時間がかかったり、最悪の場合は審査落ちという可能性もあります。書き間違いや記入すべき項目を空欄にしてしまうなどといった書類上の不備はなくすようにしましょう。
手数料や契約書類をよく確認する
ファクタリングを利用する際は手数料や入金スケジュールなどをよく確認しておきましょう。
手数料をしっかり確認しておかないと、思ったより売却費が低かった、などという場合もあります。また、急ぎで資金調達をしたい場合は、入金スケジュールもしっかり確認しておきましょう。
また、ファクタリングで資金調達した資金の使い道は自由です。助成金が出るまでのつなぎや、遅れている支払いの解消、事業拡大に必要な経費に使うなど、自由に使うことができます。
弊社のファクタリングは担保や保証人は不要で、償還請求権もございません。ファクタリングをご利用の際はお気軽にお問い合わせください。