非対面型の資金調達方法ならファクタリングが有効!その方法をまとめてみた
【記事更新 】
2020/12/14
資金調達をするときには対面で取引をしなければならないと思っている人もいるでしょう。昔は確かに対面でしか対応してくれない業者が多かったですが、ネットワーク技術の進展やリモートによる業務の浸透によって非対面型のサービスも生まれてきています。
ここではその状況について概説し、非対面型のファクタリングについて魅力を紹介します。
資金調達は対面が原則?
一般的な資金調達の方法として国や地方自治体、銀行などから融資がよく用いられています。資金調達をするときにはまず融資を検討するケースも多いですが、昔から融資では対面での相談や面接、書類のやり取りが必要な場合がほとんどでした。今でも申し込み前の相談の時点から銀行に行かなければならない場合が多くなっています。
事業内容や経営状況などについてのヒアリングを対面で受けて、審査をしてもらってようやく融資を受けられるというのが一般的です。融資の実行が決まった際にも契約書へのサインを対面で行わなければならないことすらあります。
このような対面型の資金調達は原則とも思われていましたが、法律上の規制があるわけではありません。そのため、だんだんと非対面型の融資も登場してきています。
非対面型の融資には時間がかかる
非対面型の融資であれば簡単で全国各地のどこの銀行からでも資金調達ができるから便利だと思う人も多いでしょう。確かに候補が多ければより良い条件で借りられるところを探したり、審査を通りやすい銀行を選んだりすることも可能です。
ただ、非対面型の融資を選ぶと対面型の融資よりも申し込みから融資実行までの時間がかなり長くなってしまう問題があります。非対面型の方が早いのではないかと思うかもしれません。確かに全ての書類をウェブ上のシステムで管理することができたり、メールでやり取りが可能だったりすれば迅速に手続きを進められます。
しかし、実際には契約書などは直筆のサインや社印の捺印が必要です。そのため、面接などのために足を運ぶ手間はなくなりますが、書類のやり取りを郵送で行わなければならないのです。提出書類も基本的には原本や複製本数部を郵送しなければなりません。
そのため、非対面型の融資の場合には、ただでさえ時間がかかる対面型の融資よりもかなり長い時間がかかってしまうことが多いのです。迅速な資金調達をしたいときには非対面型の融資は避けた方が良いでしょう。
ファクタリングなら非対面型の資金調達が可能?
ファクタリングは、銀行などによる融資に比べて迅速な資金調達が可能なことが知られています。ファクタリングでも非対面型の資金調達ができるのかが気になる人もいるかもしれません。
ファクタリングももともとは対面型が一般的でしたが、現在では非対面型のファクタリング業者が多くなってきました。非対面型のファクタリングによる資金調達は銀行融資の場合と違って、選んだファクタリング会社によっては非対面なのに即日でファクタリングに対応してもらえることすらあります。とにかく早く資金調達をしたいときには魅力的な選択肢でしょう。
非対面型で資金調達する方法(ファクタリング編)
非対面型のファクタリングはどのようにして利用したら良いのでしょうか。今まで対面型の資金調達しかしたことがない人にとっては想像し難いかもしれません。詳細はファクタリング会社によって違いますが、大まかにどのような流れで資金調達ができるのかを確認しておきましょう。
オンラインから査定申し込み
まずはファクタリング会社を選んで申し込みをします。ファクタリング会社のオフィシャルサイトからオンラインで査定申し込みができるようになっているのが一般的です。
会社名や連絡先、利用したい売掛債権の情報や資金調達をしたい期日などを記入して送信するとファクタリング会社が内容を確認していきます。この時点で必要書類を全て揃えなければならない場合もありますが、折り返しメールか電話で連絡が来てから査定に必要な書類をメールなどで送ることもあります。
一般的にはオフィシャルサイトから申し込みをすると、記入したメールアドレスに受付完了の通知が届きます。もし通知がなかったら受信拒否設定にしていないかどうかを確認しておきましょう。
メール・電話で条件交渉
ファクタリング会社が申込情報を受信して査定をしたら、メールか電話で連絡が届きます。
売掛債権の買取金額や支払日などに関する条件が示されるので、条件交渉をして納得できるような形に整えます。
査定結果はあくまでファクタリング会社の調査や解釈、社内水準などによって決まっているものなので、提示された条件を鵜呑みにする必要はありません。この売掛債権はこのような理由で確実なものだからもう少し高い金額でファクタリングできないかといった形で、理由を付けて交渉すれば認められる場合もあるでしょう。
また、複数の売掛債権の査定を申し込んだ場合には、その中からいくつかを選んでファクタリングに使用することも可能です。その組み合わせ方によってどのような金額になるかといった点も含めた交渉になります。メールではやり取りに時間がかかるので、交渉が難航しそうな場合には電話で交渉するのが適切でしょう。大抵のファクタリング会社はどちらにも応じてくれるので、やりやすい方の希望を伝えておくとスムーズです。
オンラインで書類の送付
交渉によって条件の合意ができたら、契約に必要になる書類をオンラインで送付します。
ファクタリング会社の指示に従って必要書類を整えてメールで送るのが一般的です。オンラインシステムにアップロードしたり、FAXで送ったりすることもできる場合があります。
メールは即時で相手に届くので、書類を準備するのに時間がかからなければすぐにこの手続きは終わります。多くのファクタリング会社ではオフィシャルサイト上に提出が必要な書類について掲載しているだけでなく、申し込みをした時点で後々提出する必要が生じるものを一通り連絡してくれます。ファクタリング会社が査定をしている間に用意しておけばスムーズに取引を進められるでしょう。
契約書など重要書類の郵送
契約書などの重要書類については原本の郵送を求められます。
オンラインでの送付の際にコピーを予め送っておく仕組みのことがほとんどです。この最後の書類送付のときには郵送が必要になる場合がほとんどですが、それ以外は基本的にオンラインでできるので書類のラリー数が少なくて済みます。
また、コピーを送った時点でファクタリングを成立させて資金を入金してくれるファクタリング会社も少なくありません。会社によっては契約書もオンライン締結で良いとしていて、
郵送をせずに完全オンラインでファクタリングができることもあります。
銀行融資では郵送のラリー回数が多くなってしまって余計に時間がかかるケースが多いですが、ファクタリングの場合にはスムーズに進められる仕組みが整っているファクタリング会社がほとんどです。
非対面でのファクタリングに対応している会社ばかりというわけではありませんが、問い合わせてみるとオンラインで完全に完結させられる形で取引できる場合も多々あります。迅速な資金調達を実現しつつ、窓口まで行かずに簡単に資金調達をしたいときにはファクタリング会社に問い合わせてみましょう。非対面型でも当日中に資金調達できることもよくあるので、今後の資金調達方法として予め検討しておくと有効活用できるでしょう。