フリーランスでもファクタリングは可能?OK&NGケースを徹底解説
【記事更新 】
2023/02/07
フリーランスで活動をされているかたにとって、より早く支払いを受けるためには請求書のファクタリングという選択肢があります。
しかし、ファクタリングを可能にするためには、一定の条件があることに注意が必要です。
この記事では、フリーランスのファクタリングが可能な条件、フリーランスでもファクタリングがOKな企業の見分け方、フリーランスだとファクタリングがNGな企業の見分け方について解説していきます。
また、フリーランスがファクタリングを利用する際の注意点についてもまとめてご紹介します。
条件や企業の種類、注意点を理解することで、フリーランスで活動されているかたも、自分に合ったファクタリングの活用ができるようになります。
フリーランスでもファクタリングは可能?
ファクタリングとは、企業が保有する売掛金を第三者である企業に売却する金融取引のことです。これは多くの企業で利用されている資金調達の方法です。
では、フリーランスがファクタリングを利用することは可能なのでしょうか?答えはイエスですが、ファクタリングがOKである企業を見極めるのは少し難しいかもしれません。
この記事では、フリーランスのファクタリングが可能な条件、フリーランスでもファクタリングがOKな企業の見分け方、フリーランスだとファクタリングがNGの可能性がある企業の見分け方について解説していきます。
さらに、フリーランスがファクタリングを利用する際の注意点についてもまとめます。
フリーランスのファクタリング可能な条件
ここでは、フリーランスがファクタリングサービスを利用できるようになるための条件について解説していきます。
信用力のある取引先を持っていること
ファクタリングは、まず取引先や請求書の信用度が重要視されます。
ファクタリングサービスを契約する前に、取引先が信用できる会社かどうかを確認することが大切です。これは、会社の財務諸表や信用度をチェックすることで確認できます。
各種書類を提出出来ること
信用度が高いことに加えて、取引の実績を示す書類を提出できることも必要です。これには、発注書のコピーや過去のメールのコピー、請求書などの書類が考えられます。
また、次に述べるように、ファクタリング会社には、請求書発行会社と継続的に取引していることを証明する資料の提出が必要になります。
請求先企業と継続して取引している証拠を出せること
最後に、請求先企業との継続的な取引関係を証明できることが重要です。これには、過去の請求書のコピーなど、両社のビジネス上での関係を示す文書の提出が求められることがあります。
また、請求先企業の支払いが滞っていると、ファクタリングの審査に影響を与える可能性があるため、請求先企業の支払いが滞っていないことを確認することも重要です。
フリーランスでもファクタリングOKな会社の見分け方
ここでは、フリーランスでもファクタリングがOKな会社の見分け方について解説します。
ファクタリング会社を選ぶ際には、条件や利用規約はもちろん、会社自体の素性を確認することが大切です。
「フリーランスOK」と記載がある
ファクタリング会社を選ぶ際には、「フリーランスの利用もOK」と明記しているかどうかも重要なチェックポイントになります。
フリーランスの利用OKを明言していない会社は、利用を避けた方が無難です。
個人事業主でも利用OKと記載がある
ファクタリング会社を選ぶ際には、個人事業主が利用しても良いという記載があるかどうかも重要なポイントになります。
個人事業主が利用しても良いということが明記されていない場合は、利用を控えた方が良いでしょう。
クチコミをチェックする
ファクタリング会社を選ぶ際には、そのサービスを利用した他のフリーランスの口コミを確認することが大切です。
評判が良く、信頼できると言われている会社であれば、安心して利用できる可能性が高いといえます。逆に、評判の悪い会社であれば、利用は避けた方が無難です。
フリーランスだとファクタリングNGな可能性のある会社の見分け方
ここでは、フリーランスにとっては向かない可能性のあるファクタリング会社の見分け方について解説します。
取引金額が最低1000万円以上など高額
ファクタリング会社の中には、最低取引金額を1,000万円以上と定めているケースが多くみられます。
取引額がこれよりも低いフリーランスにとっては、このようなファクタリング会社は向いていません。
法人限定と記載がある
ファクタリング会社の中には、請求先企業が法人であることを条件としているケースが多くみられます。
取引相手が主に個人事業主であるフリーランスにとっては、このようなファクタリング会社は向いていないといえます。
必要書類などから事実上法人限定である
個人事業主でも利用可能と示されていても、発注書や過去のメールなど、実質的に法人であることを証明する書類の提出が必要な場合があります。
そのような書類を提出できない場合は、このようなファクタリング会社は利用に向いていないといえます。
ファクタリング会社を装っているが闇金のような雰囲気がある
ファクタリング会社を装っているものの「融資」「利息」「分割OK」などの文言が入っており、かつ素性もこの後ご紹介するようにやや不透明な相手の場合、注意が必要です。
というのも、こうしたケースでは闇金などの違法業者がファクタリング会社を装って営業している可能性がありますので、特にファクタリング会社の身元を確認することが重要です。
原則的には、正規のファクタリング会社であることを確認してから取引することが大切です。
フリーランスにおけるファクタリング利用の注意点まとめ
ここでは、フリーランスとしてファクタリングを利用する際の注意点について解説していきます。
融資ではないが責任が重い取引であることを自覚する
ファクタリングは融資ではなく、ファクタリング会社が取引先の請求書に対して代金を支払い、その代金を取引先から回収する金融取引になります。
そのため、支払いが滞るとファクタリング会社から売掛先に連絡がいくことがあります。
分割払いはNGであることを認識する
ファクタリングはローンではないので、分割払いは法律上できません。
(これは貸金業法等でも厳格に定められており、全てのファクタリング会社のうち貸金業登録を持たない事業者で共通のルールです。もっと言えば、分割OKを出す正規のファクタリング会社はまずいないといって過言ではありません)
そのため、指定された期間内に全額を支払うことができるかどうかを確認することが大切です。
ファクタリング会社の素性をチェックする
闇金などの違法業者が、ファクタリング会社を装って営業しているケースも少なくありません。
よって、ファクタリング会社の身元を確認することが重要です。
融資の持ちかけには絶対に応じない
ファクタリング会社が融資を行うことは、一般的に貸金業法に違反します。
そのため、ファクタリング会社からの融資の申し出には絶対に応じないように注意することが大切です。
契約書の交付がない場合は絶対に取引しない
契約書がない場合、闇金などの違法な金融業者である可能性が高いといえます。
そのため、取引を行う前に契約書があることを確認することが大切です。
結論から言えばフリーランスでも、ファクタリング審査に申し込みが可能なケースと、残念ながらそうではないケースの2パターンがあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
とはいえ、ファクタリングの審査はあくまでも売掛債権の与信力が審査の中心的な項目となってきます。
ですから、フリーランスの方であっても条件や調整する部分をきちんと整えて申し込みを行う事によって、ファクタリングの審査に通過できるケースもゼロではありません。
当社であれば柔軟にご相談にご対応させて頂き、最適な方法をご提案することが可能です。
さらに契約がまとまれば、最短即日のファクタリング実行も可能ですので、まずは一度お気軽にお問い合わせください。