ファクタリングと借金、その違いはドコ?健全事業経営をサポートするファクタリングを徹底解剖します!
【記事更新 】
2020/07/21
ファクタリングは借金と似て非なるものです。しかし、日本国内の認知度はまだ高いとは言えず、場合によっては「借金とファクタリングは似たようなものではないか?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、事業向けのファクタリングが実は健全事業経営をサポートするための「一つのビタミン剤のようなもの」であるということをご紹介すべく、ファクタリングと借金の違いを含めてご紹介します。
ファクタリングと借金の違いは?
まず事業者ファクタリングは帳簿上、借金になりません。
その理由は、売掛金をファクタリング業者に「買い取ってもらった」と言う形式になるからです。
実務上、確かに先に現金が手に入って、あとで売掛金を回収すると言う形態から、融資のような印象を受けます。
しかし、あくまで売掛金の権利をファクタリング業者に売ったと言う行為であり、事業者の資産を売却したのと同じとみなされるのです。
例えば、社用車を車の買取業者に売って現金を手にしたのと同じ行為になります。
こういった形ですから、帳簿上は負債を負ったのではなく資産を売却したと言う扱いです。
では、この帳簿の扱いはどんなメリットがあるのかと言うと、経営が安定しているように見せられることが挙げられます。
商工ローンから三十万円借りた場合は負債という記録になりますが、ファクタリングでは負債となりません。
無借金の企業と負債を三十万円持つ企業であれば当然前者の方が印象が良く、銀行などから大型の融資を受ける場合などに有利です。
ただ、まれにファクタリング業者を装った悪質な商工ローン業者や事業所を狙った闇金もいるため、契約時の現金調達の仕組みをしっかり確認しておきましょう。
こういった悪質なケースは、2社間しかないと言ったり、取引先と契約しない3社間ファクタリングをするなどの不可解な対応を取ることがあります。
ファクタリングのメリットは?
ファクタリングのメリットは3つあります。
それは迅速な資金調達ができる、負債を負っていても審査が通りやすい、そして帳簿上負債にならないというものです。
迅速な資金調達は、数ヶ月先に入金される予定の売掛金を当月中あるいは数日中に現金として受け取れると言うメリットです。
これによってすぐに運転資金を調達することが可能になります。うまく利用することで、円滑なキャッシュフローを行えるのです。
負債を負っていても審査が通りやすいのもメリットです。あくまで売掛金が優良な物であれば、事業者がいくら負債を負っていても関係なく審査が通ります。
また、審査も利用する事業者の経営状態を融資レベルで厳しくチェックすることはほぼないので、融資より迅速に入金されるのです。
また、あくまで資産売却と同じ扱いなので借金扱いされず、銀行などの融資の審査にも有利です。これによっていざ融資を受ける際にも印象が良くなりますから、本格的な資金調達を行う局面でも有利です。
もちろんこれ以外にも、回収が難しそうな売掛金が審査さえ通れば現金化できたり、2社間ファクタリングを使えば取引先にもファクタリングがバレずに済んだりといったメリットもあります。
こういったメリットによって現在徐々に利用する事業者も増えています。
トラック運送業はファクタリングで救われる可能性があります。
なぜなら、ファクタリングを利用することで、繁忙期の増車や人材増員の為の先出し分不足の解消や燃料費や人件費の高騰による資金不足解消、取引先の支払いサイト圧縮、自社車両が故障したり、事故を起こした際の想定外の出費を抑えることができるからです。
例えば10トン(大型)の箱車は新車で買うと2000万円ほどかかり、代替や修理費用も高額になります。また、保管には毎月多額の固定費がかかる上に、大型トラックのドライバーの育成や募集にも大きなコストがかかります。そのような点から高額資金調達が可能なファクタリングを選択する企業が増えています。
特に、資金流動性が高く、このような業界で金銭の需要が高い場合、ファクタリングという選択をする経営者が増えている印象です。
トラック運送業は1990年の規制緩和によって新規参入ハードルが下がり、国内事業者が6万社を超えるほどにまで成長しました。
の後は需要と供給のバランスが崩壊し、多くの企業が運送料金の値下げを余儀なくされました。
現在になると、ネット通販の上景気によって、仕事の受注こそ増えているものの、低運賃、人材不足、トラック不足、燃料の高騰といった問題が上がっており、極めて厳しい資金繰りを強いられているのが現状になっております。
そんな中で、ファクタリングを利用することで、つなぎの資金確保を目指す企業が増加しています。
ファクタリングのデメリットは?
ファクタリングのデメリットですが、存外、事業者ファクタリングの場合はほぼありません。
手数料分は目減りするものの、それらを補って余りあるメリットが、ファクタリングのデメリットを結果的に消しているといっても良いでしょう。
また自社の信用状況ではなく売掛先の信用状況が審査の対象になるので、融資が受けられない・資金繰りの厳しい中小企業でも審査が通りやすい=そもそも資金調達の失敗リスクが低いため、デメリットが存在しないという見方も出来ます。
そして融資を受ける時に必要な、保証人や担保も必要ありません。そして、各金融機関が共有している「信用情報機関」の記録も残りません。
多くの場合個人信用情報や法人の信用情報が傷ついてしまうことを恐れて融資を受けることができないという経営者が多いのですが、ファクタリングの場合にはこのような心配が一切ないというのがひとつ大きなポイントと言えるのではないでしょうか。
また、2社間ファクタリングでは取引先にファクタリングの利用を知らせる必要もありません。
そして、銀行融資では2週間~1ヶ月以上必要な審査も、ファクタリングなら即日審査、即日現金化できる会社もあります。
金融機関の信用情報に悪影響をあたえず、取引先にも知られることなく、経営を立て直したい。売掛金を早く現金化したいという企業にとっては、ファクタリングは単純に大きなメリットだけを提供してくれる存在と言えるのではないでしょうか。
デメリットがないのであれば、申し込まない理由はもうどこにもありません。ファクタリングは即日でひとまず事態を前に推し進めてくれる存在と言えるでしょう。
資金繰りに悩み続けて3日を過ごすより、ファクタリングに申し込みをしてひとつの回答を得るというのは一つ大きな進歩と言えるのではないでしょうか。
借金が苦手だという経営者の方も、審査上やむを得ず借金が利用できないという経営者の方も、ファクタリングで即日現金を手にすることができるチャンスがあります。
まずは安心の経営を目指すためにもファクタリングに申し込んでみるところから始めましょう。