ファクタリングの審査、会社はどこを見ている?プロが内部情報を伝授します!
【記事更新 】
2020/08/31
ファクタリングの審査は、一般的な借金の申し込み審査とはスキームが異なるという話を聞いたことがありませんか?
ファクタリングはお金を貸し借りする取引ではありませんので、借金とは別の審査スキームや取引の流れをたどることとなります。その中でファクタリングの審査は一体どのように行われているのか、気になる経営者様も多いでしょう。
そこでここでは、内部情報も含めてプロのファクタリング屋さんがどのように審査を進めているのかご紹介します。
確実にファクタリングの審査に通りたいという経営者様は、ぜひこちらの記事をご覧いただきファクタリングへのお申し込みをご検討ください。
ファクタリングにも審査はあるの?
ファクタリングにも審査はあります。
借金やカードローンの申し込みなどのように個人信用情報を見るといったことはありませんが、ファクタリングにも高額な金銭の絡む契約ということで審査されるべき項目がいくつか存在します。
しかしファクタリングはお金の貸し借りではありませんので、審査項目は融資のそれとは若干異なる部分があります。
ここをしっかりとおさえることさえできれば、ファクタリングの審査をより有利に進めることができるでしょう。
融資の申し込みとファクタリングはそもそも性質の異なる取引となります。ファクタリングはファクタリングで審査の流れや押さえておくべきポイントを把握しておくと、よりスムーズなファクタリングの審査通過と資金調達の成功に繋がるのです。
【ファクタリングと借入の審査項目の違い】
ファクタリングの審査項目 | 金融機関から借り入れする際の審査項目 |
---|---|
●申込者本人の人柄 ●ファクタリングに対する姿勢 ●売掛先の経営状況・信用度 ●売掛先との継続的な取引があるか など |
●自社の経営状況 ●申込者本人の信用度 ●他社からの借入の有無 ●支払い遅延の有無 など |
ファクタリングの審査項目は?
ファクタリングの審査は貸金業者の審査項目とは若干異なるところがあることは先ほどご説明したとおりですが、実際にファクタリングの審査項目にはどのようなものがあるかについて気になっている経営者の方も多いでしょう。
ここではプロのファクタリング屋さんが、あくまで一般論としてではありますが、ファクタリングの申し込みがあった時にファクタリング会社が確認する事の多い審査項目をご紹介していきます。
申込者の審査項目
まずはファクタリングを申し込んだ経営者様ご本人の審査項目についてご紹介していきます。
こちらの項目は大原則として、個人信用情報などのいわゆる借金に関する情報は関係ありませんが、それ以外のポイントでいくつか審査がありますのでご注意ください。
特に、もっとも重要な与信審査項目である個人信用情報の問い合わせをファクタリング会社は通常行いません。これは申し込みする側にとっては大変ありがたいことですが、ファクタリング会社側としては別の情報から申込者が信頼できる相手かどうかのリスク算定を行う必要があります。
そうした事情があることをあらかじめご理解いただき、申込者の審査項目については軽く考えることなくきちんと応対していただくと、よりスムーズな資金調達に繋がると言えます。
申込時の印象
申し込み時の印象は、ファクタリングの審査結果を左右する一つの要因であると言っても決して過言ではありません。
先ほどご説明したとおり、ファクタリングは申込者本人の個人信用情報や銀行の借り入れの情報などについての明確な審査を行いません。つまり、どの程度信頼できる相手なのか、またどの程度与信力のある会社なのかということを、数値化されたデータで推し量ることができないわけです。
そのため、ファクタリング業者は一般的に人柄で審査を行う傾向にあります。
たとえば申込に横柄な態度で来店されるお客様については、もちろん業務の一環として審査を行いますが、一般的な人付き合いの部分で信頼できる相手かどうかをファクタリング会社がどのように判断するのかはご想像の通りです。
わざとらしくニコニコして来店をして申込みをすべきだということでは一切ありませんが、一定のマナーを守って申し込みを行うようにすることで、ファクタリング会社は人柄という部分から各種条件も含めて好意的に取引を進めることでしょう。
連絡のスムーズさ
何事もそうですが、レスポンスが早ければ早いほど信頼を得ることに繋がります。これはファクタリングの申込みや審査もまったく同じで、連絡がスムーズなクライアントであればあるほどファクタリング会社もスムーズに審査を進めやすく、契約までも迅速に進めることができるようになります。
そのため、即日ファクタリングなどは原則的に連絡がスムーズなお客様であればあるほど実現する可能性が高くなるというわけです。
申し込み後は電話やメールなど比較的連絡のつきやすい即時性のある方法でファクタリング会社から連絡が入りますので、少なくとも着信に気づいたらすぐにコールバックするなどの対応をしておくことによって、ファクタリング会社とより強固な信頼関係を築くことができるでしょう。審査のスピードが速ければそれだけ取引のスピードも速くなりますので、申し込みをする側にとってもメリットのあることとなります。
売掛先の審査項目
ここからは売掛先の審査項目についてご紹介していきます。
ファクタリングの場合は売掛先の債権がメインの審査対象となりますから、申込者ご本人様やご本人の会社のみならず、売掛先に関する信用力調査なども入ることになります。
実際どのような審査項目があるのか、以下でまとめてご説明していきます。
売掛先の信用力
ファクタリングの申し込みの際に、相手先が上場企業であるか否かについて確認が入ることがあります。
これはほぼすべてのファクタリング業者で確認をしているものなのですが、ひとえに売掛先の信用力がどの程度あるものなのかについて確認を取っています。
売掛先の信用力、つまり請求された金額をきちんと支払うことができるかどうかという部分がファクタリング審査のメイン中のメインとなります。
そのため、どれだけ申込者ご本人様の属性や信用状態がよろしくても、売掛先の信用力がなければ審査に通過することができない可能性があります。
ちなみに相手先が個人事業主や個人の場合も、同様の理由でファクタリングの債権として売却することができませんので十分にご注意ください。
詳しくは当ブログにおいてファクタリング債権として売却できないものについての紹介記事がありますので、そちらをご確認いただければ幸いです。
取引の継続性
ファクタリングにおいては、売掛先の企業と今までどれほど取引を継続して来られたかどうかについても重要な審査項目となります。
なぜなら、ファクタリングは基本的に毎月反復継続して入金されている売掛債権を買い取るというのがサービスの本質的な部分となります。
そのため、単発で入金があっただけではファクタリング審査としては十分とは言えず取引をお断りせざるを得ないケースもあります。
そのためファクタリングの審査をよりスムーズに通したいということであれば継続的に毎月入金のある売掛先企業の債権を選択するのは何よりも重要なポイントとなります。
即日ファクタリング日誌~スタッフAのファインプレー~
当社のスタッフ、A君。即日対応ファクタリングのスピード感をアップさせる要因として欠かせない存在です。
今回はそのA君のファインプレーを1つご紹介します。あれは数日前のことです。
「あー、もうダメだ!」
突然そう叫びながら、オフィスに駆け込んできた弊社新人スタッフ。
「ど、どうしたんですか!?」
驚きつつ問い掛けるA君。するとスタッフは興奮気味にこう言いました。
「いやぁ~、お客様が出先からファクタリングに申し込まれていて、必要書類がプリントアウトできないって連絡が入ったんです。」
「それは大変ですね・・・あ、任せて下さい。大丈夫です。」
そう言って、やおらお客様へお電話をするA君。
「・・・はい、その番号をコンビニのプリンターに入力すれば問題ありませんよ。印刷された用紙をお使い頂ければ、こちらで確認後、手続き完了になります。・・・はい、お客様のお近くにセ◯ンイレブンがあります。では、お待ちしております。」
そうです、A君はお客様にコンビニのプリンターの場所をお伝えし、そこで書類の印刷をご案内したのです。
こうしてお客様は即日でファクタリングが完了し、ピンチを脱したということでした。
(A君、今後も期待しているぞ!)
一般的な資金調達は代表者の個人信用情報や会社としての信用情報が重要視されますが、ファクタリングについてはそのような傾向は一切ありません。
どちらかと言うと申込者の信用状態がよろしくても、ファクタリング先の債権の状態が悪ければそもそものファクタリング契約が不成立に終わってしまうケースもあります。
したがって、一般的な資金調達は代表者の個人信用情報や会社としての信用情報が重要視されますが、ファクタリングについてはそのような傾向は一切ありません。
どちらかと言うと申込者の信用状態がよろしくても、ファクタリング先の債権の状態が悪ければそもそものファクタリング契約が不成立に終わってしまうケースもあります。
したがって、ファクタリングを希望する際には、売掛債権の相手先企業の状態などについてもよく確認して申し込む
ようにしたいところです。