ラボルは1万円〜10万円の少額の請求書でも買取に対応しており、小規模事業主や個人事業主向けのファクタリングサービスとして認知されています。
ただしファクタリングの会社なので、「ラボルのサービス実態は怪しいのではないか」という疑問を抱えている方も多いかもしれません。
本記事ではラボルのサービスや実際の利用者の体験談などを徹底調査し、お伝えいたします。
- ラボルのファクタリングの実態
- ラボルのリアルな口コミから分かる評判
- ラボルのメリット
- ラボルのデメリット
- ラボルの利用方法
- ラボルと類似サービスの比較
ラボルはヤミ金?ファクタリングサービスを徹底調査
ラボルは東証プライム上場企業の株式会社セレスが運営しているため、公的な信頼性・安全が担保されたサービスです。
2024年時点のGoogleの口コミのレビュー件数609件の平均点数が、4.6/5とサービスの質を高く評価されています。
以下はラボルのファクタリングの基本的な特徴になります。
サービス名 | ラボル |
---|---|
利用対象 | 個人事業主、法人 |
手数料 | 一律10% |
審査時間 | 最短1時間 |
買取限度額 | 初回:1万円〜10万円 2回目以降:与信枠の拡大に伴い上限が上がる |
ファクタリングの種類 | 2社間ファクタリング |
債権譲渡登記の有無 | 無し |
対応可能な支払いサイトの債権 | 申し込み日から90日以内 |
運営会社 | 株式会社ラボル |
ラボルの審査時間
ラボルの審査時間は最短1時間となっています。
電話などの面談がなく必要書類のみで審査が行われるため、他社と比較して審査時間を短くすることが可能です。
申し込みから審査・契約・入金まですべてウェブ上で完結します。
ラボルの審査通過率
ラボルの審査通過率は、非公表です。
審査に通過するためにも、必要書類を揃えて、通過しやすい環境を整えましょう。
ラボルの手数料
ラボルの手数料は一律10%です。
一般的に10万円以下の少額債権では、20%以上の高額な手数料を取ることが一般的なので、格安の部類と言えます。
ラボルの買取限度額
ラボルの買取上限額は初回利用と2回目以降で異なります。
初回の買取限度額 | 2回目以降の買取限度額 |
---|---|
1万円〜10万円 | 1万円〜無制限 |
2回目以降は申請可能額が利用者の与信によって異なる形となっています。
複数回利用することで与信スコアがアップします。
ラボルの必要書類
ラボルの審査で必要な書類は、免許証などの本人確認書類、請求書、取引を示すエビデンスの3点です。
「取引を示すエビデンス」とは、審査の基準となる資料で、通帳のコピーやチャットツールでの取引先担当者との連絡履歴などを提出する必要があります。
決算書や入出金明細、契約書などの書類は揃える必要がありません。
ラボルの営業時間
ラボルの営業時間は平日10時〜19時です。
ただし営業時間の間に審査を完了しておけば、土日祝日問わず24時間365日振り込みに対応しています。
ラボルの評判・口コミを紹介
ファクタリングサービスの中では珍しい大手企業に運営されているラボルですが、実際も利用者の口コミはいかがなのでしょうか。
ここではgooglemapからラボルの口コミ・評判をご紹介します。
良い評判・口コミ
ラボルの良い口コミを一部抜粋して紹介します。
フリーランスとして独立した際に資金繰りに困って利用させていただきました。対応の速さや個人事業主でも利用できるところは魅力的です。また、メール等の資料提出を行った際も確認や回答が早く、信頼感を持って利用することができました。
引用元:googlemapクチコミ
開業して間もない個人事業主でも少ない資料のみでファクタリングが可能なサービスで非常に助かりました。 24時間入金も対応していていざという時にも使えます。 利用実績の他に、簡単作業で増額タスクもあるのでオススメです。 ローンや信用情報は関係なく使えるので、売上の実績がある方はこちらのラボルさんを利用した方が安心かと思います。引用元:googlemapクチコミ
対応が早い、使いやすい個人事業主でも使えてネットで全ての手続きも完結出来るので、時間もかからない。電話でやりとりする時間があまり取れない人には使いやすいと思う。 初回の限度額が低いのは少し困るが使い方次第では上限を上げる事も可能そうなので、2回目以降に期待して資金繰りに利用させていただきたいと思う。引用元:googlemapクチコミ
申請から入金までが非常に早かったです。 オンライン完結なので電話対応等なく1人社長でやっている企業にはおすすめです。追加の憑証が必要な場合も必要なポイントを明確にしていただけるのでわかりやすいです。引用元:googlemapクチコミ
良い口コミから分かる特徴は以下になります。
- フリーランスの独立直後でも利用できた
- 個人の信用情報は関係なく利用できる
- 電話等も必要なく、ネット完結で取引できる
悪い評判・口コミ
次にラボルの悪い口コミ・評判は以下になります。
注文書等添付しても審査通ら無い。 パソコン環境無いのでメール等で請求書受領等の提出出来ません。 エビデンスをもう少し緩和して頂けたらと思います。
引用元:googlemap-馬場省吾
ファクタリングで利用しました。広告に大きくありますが、土日審査、入金はほぼできないと思ってください。また、メールしか窓口がない割に、遅く対応も雑です。ただ審査は比較的通りやすいので、平日に時間のある方、気長に待てる方だったらいいと思います。ニーズ的にほぼいないと思いますが。
審査までのスピード感については、最短60分を謳う割に…はっきり言って遅いです。 プロセスについても一見すると簡潔ですが、担当者の判断により(Web上に記載のないような)追加のエビデンスを求められるなどし、さらにやり取りの往復の末、理由も伝えずに不承認とされるので、時間が無駄になりました。
引用元:googlemap- PR
悪い口コミから分かるラボルの特徴は以下です。
- 注文書は利用できない
- 土日は審査に対応してない
- 審査は最短60分でなく、もっと遅い
- 審査に落ちた理由がわからない
口コミを見るかぎりフリーランスにも利用しやすいというポジティブな利用者の声が多いですが、審査は60分以上かかることが多いことが分かっています。
ただし平日の利用では申し込み当日に資金調達できた方が大多数でしたので、フリーランスで即日入金を希望している方にはラボルは向いてるサービスと言えるでしょう。
ラボルのメリット
ラボルのメリットは以下の6つになります。
- 最短1時間で即日入金できる
- web完結で取引できるため面談不要
- 買取下限額が1万円からなので個人事業主でも利用しやすい
- 独立直後でも利用できる
- 取引先にバレない2社間ファクタリングを採用
最短1時間で即日入金できる
ラボルは申し込みから審査・入金まで最短1時間で資金調達可能です。
他の大手ファクタリング会社と比較しても、ラボルの入金スピードは最速水準となっています。
他社とラボルの入金スピードの比較は以下になります。
ファクタリング会社 | 入金スピード |
---|---|
ラボル | 最短1時間 |
ビートレーディング | 最短2時間 |
アクセルファクター | 最短3時間 |
ラボルが他社と比較してスピード入金が可能な理由は、web完結で取引できるためです。
通常のファクタリング会社の場合は審査の段階で電話やオンラインによる面談が必要ですが、ラボルの場合は専用のサイトに必要書類をアップロードすれば審査が自動的に行われます。
買取下限額が1万円からなので個人事業主でも利用しやすい
ラボルは1万円からの請求書買取に対応しているので、少額案件を扱う個人事業主・フリーランスに利用できるサービスです。
通常ファクタリング会社は30〜50万円以上の請求書買取に対応してないことが多い中、どんな少額債権でも利用できるのは嬉しいポイントです。
また小口債権の買取でも一律10%の手数料で取引できるのも利点と言えるでしょう。
独立直後でも利用できる
ラボルは開業間もない個人事業主や法人の方でも利用可能です。
一般的にファクタリング会社は、最低でも開業6ヶ月〜1年の事業主のみ利用対象としていることが多いです。
ラボルは小規模事業者向けのサービスのため利用者の間口を広げて、資金繰りに困りやすい開業初期でも利用できる仕様となっています。
取引先にバレない2社間ファクタリングを採用
ラボルは2社間ファクタリングを採用しているので、取引先にファクタリングの利用がバレることはありません。
そのため取引先への連絡を心配する必要ないので、今後の取引にリレーションに影響を及ぼさないのがメリットです。
ラボルのデメリット
ラボルのデメリットは以下の2つです。
- 初回取引では10万円以上の請求書は利用できない
- 個人間取引の請求書は利用できない
初回取引では10万円以上の請求書は利用できない
ラボルの初回取引の買取上限額は10万円以上となっているので、小口債権以外は利用できません。
そのため法人間取引の請求書の利用は、向いてないと言えるでしょう。
個人間取引の請求書は利用不可
ラボルは個人間取引の請求書の買取に対応していません。
ただし一般的にどのファクタリング会社も個人事業主が売掛先の場合、取引に対応してないです。
ラボルの審査落ちの原因
ラボルで審査落ちの原因・理由は下記の6つが考えられます。
- 売掛先の信用力が低い
- 売掛先との継続取引が少ない
- 支払い期日が150日以上の請求書を提出している
- アップロードした請求書に問題がある
- エビデンス資料が不明瞭
- 二重譲渡の疑いがある請求書を提出している
では、それぞれの審査落ちの原因を詳しく見ていきましょう。
売掛先の信用力が低い
ラボルの審査では、売掛先の信用力が低い場合審査に落ちてしまいます。
信用力が低い売掛先の例としては、以下のケースが挙げられます。
- 会社が設立3年以内
- 資本金が100万円以下
- ホームページが存在しない
特に個人事業主が売掛先の場合は、ラボルでは審査に通りません。
売掛先との継続取引が少ない
継続取引がない売掛先の請求書は、審査落ちする可能性があります。
なぜなら取引実績がない売掛先の請求書は、偽造の可能性があるため信用力に欠けます。
詐欺を防ぐためにも、売掛先との継続取引は審査に影響するので注意しましょう。
支払い期日が150日以上の請求書を提出している
売掛先の支払い期日が150日以上の場合は、審査落ちの対象になります。
ラボルでは、請求書の買取対象を「150日以内」と定めているため、この期日が過ぎているものは買取不可なので注意が必要です。
ラボルでは150日以上の請求書は買取不可ですが、そもそもファクタリング会社自体、支払いサイトが長いの売掛債権の買取を好まない傾向があります。
その理由は支払い期日までに災害や経営の悪化などで、売掛金が回収できなくなるおそれがあるからです。
そのためファクタリングを利用する場合は、なるべく支払い期日が30日〜60日以内のものを選びましょう。
アップロードした請求書に問題がある
売掛先の請求書をファクタリング会社に提出する際、アップロードした請求書に問題があると審査落ちの原因になります。
たとえば、売掛先の会社名や住所、金額などが判別できない状態の場合は審査落ちする可能性があるでしょう。
よくある請求書の不備は、下記のものが挙げられます。
- 売掛先の氏名
- 売掛先の会社名
- 売掛先の情報
- 発行日
- 取引内容
- 取引金額
審査前に不備がないか、必ずチェックしましょう。
エビデンス資料が不明瞭
ラボルの審査落ちの原因で多いのが、審査のときに提出する「取引を示すエビデンス資料」が足りないケースです。
ラボルを利用する際は、売掛先の請求書だけではなく、取引をした証拠になるエビデンスが必要になります。
ラボルでは、下記の項目をエビデンスとして取り扱っているので、提出できるものがないかチェックしましょう。
- 通帳のコピー
- 取引先担当者が請求内容を了承していることが分かるメール・Slackメッセージ
- LINEやChatworkなど、取引先担当者との連絡履歴
- 取引先からの過去の入金履歴
- 押印済みの発注書や契約書
- その他取引を証明するエビデンス
エビデンスの対象になるか迷った場合は、問い合わせてみるのをおすすめします。
二重譲渡の疑いがある請求書を提出している
二重譲渡とは、同じ売掛債権を2か所以上のファクタリング会社に売却しようとする行為です。
書類自体に問題なければ、一時的に複数のファクタリング会社から売掛金を受け取れますが、当然ながら違法行為に該当します。
売掛債権を売掛先から回収する時点で、回収できなかったファクタリング会社は二重譲渡が発覚するため、詐欺として刑事告訴されるおそれもあるでしょう。
二重譲渡は絶対にバレるのでやってはいけません。
ラボルの利用の流れ!ログインから入金まで
ラボルの利用の方法は以下の3つのステップ完結します。
- ホームページから申し込み
- 申し込み後に届くメールに記載されている専用ページにログイン
- 必要書類をアップロード
- 審査
- 入金
上記の手続きは全てweb上で完結するので、申し込みや審査に手間がかかりません。
ただし審査中に追加のエビデンス資料をメールにて求められる可能性があるので注意しましょう。
ラボルの支払いに遅れた場合どうなる?
ラボルの支払い遅れたが発生した場合は、取引先に連絡がいく可能性があります。
原則、ラボルから取引先に連絡することはございません。 ただし、ラボルへのお支払いが遅れている場合は取引先に連絡させていただくことがございます。
引用:ラボル公式
ラボルの審査に落ちた場合連絡ある?
ラボルは審査落ちしそうな要素があれば、事前に連絡があると口コミから分かっています。
以下は審査の段階で、事前の連絡をもらった方の口コミになります。
初回の利用でしたが、審査も当日で完了しすぐに利用できました。
書類の不備などがあった場合も、すぐにメールにてご連絡いただき、どのような不備なのか具体的に示してくれたため、こちらの準備もしやすかったです。引用:Google Map
すべてオンラインで手続きが完結できることと、書類の不備や審査に必要な追加書類の連絡も迅速で、最後審査通過したら、即速入金いただきましたので急場をしのぐことができました。
引用:Google Map
この度はお世話になりました。
即却下でなく、審査が通るように連絡いただけるのが良いですね。
ただ審査スピードがもう少し早ければ。引用:Google Map
ただし審査落ちた方については、メールで連絡が来るため安心です。
ラボルとペイトナーファクタリングの比較
ラボルの類似サービスであるペイトナーファクタリングとの特徴比較をご紹介します。
比較項目 | ラボル | ペイトナーファクタリング |
---|---|---|
手数料 | 一律10% | 一律10% |
審査時間 | 最短1時間 | 最短10分 |
買取限度額 | 初回:1万円〜10万円 2回目以降:1万円〜25万円 |
初回:1万円〜25万円 2回目以降:1万円〜100万円 |
審査通過率 | 非公表 | 非公表 |
営業時間 | 平日10時〜19時(審査が終わってれば営業時間外でも入金可能) | 平日10:00〜19:00 |